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復職を考えるママさんに読んで欲しいブログ

潜在看護師のママを支援する制度

看護師として医療現場で働いた後、出産のため一旦離職したものの、子育てが一段落してから再び現場復帰したいと考えるママは少なくない。慢性的な人手不足に悩まされている医療業界では、こうした潜在看護師のママを職場復帰させることが、重要な課題だと言えるだろう。しかし、出産と子育てでブランクが空いてしまったママさん看護師は、日進月歩の医療技術を駆使する職場に復帰しても、即戦力として役に立たないのではないかという懸念があり、復職を躊躇ってしまうことが多い。
そこで、地域の自治体は潜在看護師のママたちのために、再教育支援や再就業支援を行っている。ブランクが空いて最新の医療スキルに遅れをとったと感じている看護師のために、研修を開催して再教育をし、地域の医療機関と提携して実習を施しているのだ。研修の内容は、看護師の希望する勤務形態によって異なる。日勤だけを希望する看護師は1ヶ月程度の研修で現場復帰が可能になるが、夜勤を含む勤務を希望する看護師のためには、3ヶ月程度の研修を準備している自治体もある。
看護師不足に悩まされている各病院でも、自治体と連携して積極的に看護師の再就業をサポートしている。実習先として潜在看護師を受け入れるほか、子育て終了後のママさん看護師を優先的に採用する病院も少なくない。潜在看護師の問題を重視している日本看護協会も、子育て終了後のママさん看護師を再就業させるため、相談窓口を設置して再教育希望者を募っている。また、ママさん看護師専用サイト『ママ看護師のお役立ち情報局』の中でも紹介してある通り、ママさん看護師が働きやすい勤務体制の職場を再就職先に選ぶことも有効である。